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Role is the Rule その1 [ナツ旅]

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<CONTAX Aria/Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4/AGFA ULTRA100>

二度目のインド出張から無事帰国しました。
まだ訪問者だから評論家の様に外からしか物事を見れないし、語れませんが
やはりインドと日本の文化はかなり違いますね。

まだ何人かとしか話していませんがインドの人たちは、
日本から見ると非常に無責任に感じるところがあるかもしれません。
でも僕には彼らは与えられた仕事をある程度こなしているように思います。
ただ他人の領域に入ること、入られることをあまりしないのではないかと思います。
自分には自分の責任があり、他人には他人の責任があります。

今回、こんなことがありました。
インドではマクドナルドでは食べ終わったトレイをそのままにします。
これは欧州でも同じですが、ゴミ箱に捨てに行こうとしたら
「それは捨てる人がいるからその人から仕事を奪う行為になるのでやめろ」と
はっきりと言われたのは少しからず僕にはある意味ショッキングなことでありました。

ただし他人の隙(優しさ、面倒くささ、困惑)=スペースを見つけると
だれかれかまわず容赦なく入ってきます。
これはどの国も一緒ですがその様が非常に堂々として、怒っても平気で受け流します。
計算力と忘却力の独自の発達と進化。
インド人は観光客からもインド人からも平等に擦りや物乞い、押し売りをします。
でもそれは、その役割を神様から与えられていると考えるのであれば
なんとなく、異邦人の僕にも少し理解ができるのです。

インドの挨拶「ナマステ(ナマスカール)」は、相手の後ろにいる神様を敬います。
所詮、人間の作ったその国独特の善悪の尺度は、他の国の尺度とは違うのです。
ただ、絶対的な存在として、神という概念が存在し、
そして複数の宗教を受け入れる=存在を認める(一部は除くかもしれないけど)
ということが、インドの強さの一つなのかもしれません。

この話は結構長くなりそうなのでまだ続きます。
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