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休め!休憩!Have a break! [ナツ旅]

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<Canon F1/FD 55mm F1.2/Kodak TRI-X 400>

ホテルの近くのパン屋の店員はしょっちゅう休んでる。
横一列で日陰を作る屋根の下でみんな仲良く休憩。
じゃれたり、話し込んだり、スマホを見たり。
「パンだけじゃ生きていけないんだよ」なんて哲学的なこととか
話している…わけないか。
おおらかで優しい人たちは、高い湿度と高い気温で育っていく。


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九份へ逃避 [ナツ旅]

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<Canon F1/FD 55mm F1.2/AGFA 200>

チェックインを済ませたあと、九份(ジョーフン)へバスで移動。
バスは暗く、すごいスピードで飛ばし、バス停の案内もない。
今どこにいるかは、Google Mapのみぞ知る。
乗客の半分は「千と千尋の神隠し」の舞台となったこの海沿いの街に向かう観光客。
日はあっという間に沈み、揺れているのがバスなのか自分なのか。
自分は目的地に向かっているのか、ただここから出たいだけなのか。
緊急出口でさえぶれている。出口は見えているようで見えていない。
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你好、我遇到台湾(←合ってる?) [ナツ旅]

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<Canon F1/FD 55mm F1.2/AGFA 200>

10日間のモラトリアム。日本を抜け台湾へ向かう。
二度目の台湾は、雨が毎日降るという予報とは真逆で晴れ、夏だった。
香港が竹の街ならば、台湾は鉄の街。
車の塵と渋滞が多いのは、どちらも同じだ。

スクーターが競馬のスタートのように一斉に信号待ちから飛び出す。
歩行者用の信号機は、青になった瞬間に人の形をした点滅信号が走りだす。
小回りよく、ダッシュしてはターンをするポイントガードのような人たち。

気温は25度。生ぬるい風と冷えた台湾ビール。
すごいスピードで動く厨房のおばちゃんの口ととダルそうに回る扇風機。
熱い小籠包と冷えすぎの空気を吐き出すクーラー。

彼女が「ようこそ」と目線をくれた午後の台北、忠孝復興駅、4番出口の前。

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Role is the Rule その3 [ナツ旅]

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<CONTAX Aria/Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4/Kodak TRI-X 400>

この国ではポートフォリオの中のDogも立派な商売だ。
システマチックに業務分担を明確にし、その個別の対応に対してシステムネットワークでつなげる。
個に頼ることがないから、過剰なサービスを行なわれず、改善されることもない。
政府の方針も同様であり、職につけるだけでラッキー、仕事は目の前にあること。
ボトルネックがどこにあり、より良くしようとする気持ちはあまりない。

我々はビジネスの場を提供しているに過ぎず、売れる、売れないはメーカーの責任だ。
という言い切る強さ、それは自分の役割でないからわからないという答え。

「そんなに働いてどうする?家族は?あなたの時間は?」
「お金を稼いでも、あの世にはもっていけないのよ」とよく言われる。
現代の日本社会が進みすぎたのか、インドの社会のシステムが正しいのか。
なんだか自然体であるほうが、融通の利かないインドの社会が正しいような気もする。

与えられた役割は、こなす(それ以上はやらない)し、守ることはルールだ。
ただこの国には向上心という言葉がなんとなく抜けているようで、
現状で満足なのか、それとも普遍的なのか分からない。
日本の「苦しいときの神頼み」ではなく「常に神の御心のままに」というインドは
人口の大きくて力強いインドの国勢からみると、
他国にとっては美味しい市場に見えるかもしれないが
ガチガチに砂糖で固められたケーキのように、切り崩すことは難しく、
中身は甘すぎて他の国の人の口にあうかどうかはわからない。
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Role is the Rule その2 [ナツ旅]

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<CONTAX Aria/Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4/AGFA ULTRA100>
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<旧約聖書より>
11:1 全地は一の言語一の音のみなりき
11:2 茲に人衆東に移りてシナルの地に平野を得て其處に居住り
11:3 彼等互に言けるは去來甎石を作り之を善く爇んと遂に石の
代に甎石を獲灰沙の代に石漆を獲たり
11:4 又曰けるは去來邑と塔とを建て其塔の頂を天にいたらしめん
斯して我等名を揚て全地の表面に散ることを免れんと
11:5 ヱホバ降臨りて彼人衆の建る邑と塔とを觀たまへり
11:6 ヱホバ言たまひけるは視よ民は一にして皆一の言語を用ふ
今旣に此を爲し始めたり然ば凡て其爲んと圖維る事は禁止め得られざるべし
11:7 去來我等降り彼處にて彼等の言語を淆し互に言語を通ずることを得ざらしめんと
11:8 ヱホバ遂に彼等を彼處より全地の表面に散したまひければ
彼等邑を建ることを罷たり
11:9 是故に其名はバベル(淆亂)と呼ばる是はヱホバ彼處に全地の言語を
淆したまひしに由てなり彼處よりヱホバ彼等を全地の表に散したまへり
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インドの土地は広大だ。北と南では話す言葉が全く違う。
だから英語が共通語として必要なのだ。
ある人間はいう。「イギリスに統治されたのは我々が騙されたせいだが、
手に入れたことは英語だ」と。(先日の記載通り)

神の手によりばらばらにされた言語とを、イギリスの詐欺に近いかたちでの統治により
彼らの国に言葉を共通語として利用するタフさ。
自分からは価格を言わず、相手に最初に言わせる交渉術にたけた人たち。

良く彼らが言う「You are happy, I'm happy, too」はまさに挨拶程度にもお取り、
本当は「If you are happy, aren't happy, does't matter. Mind your own business」が
本音のような気がする。

良い面も悪い面も裏表なく両方を出してくるインド人は、
他者の成功も失敗も、自分の生まれがこうなっている以上こう過ごすのがあたりまえ」だという
独特の輪廻転生の価値観や、(対外的には)
既に捨て去られはずのカースト制度が残り残り続けているのだろう。
富むものはより富み、貧しいものはずっと貧しいままだ。

「明日はきっといい日になる」というのは自分に向けてのメッセージであり、
不幸な他者への同情には目を向けない。

そういう意味で人に無関心ながらも、神によってばらばらになった言葉を統一するため
共通語として英語を選ぶしたたかさは、きっと彼らが彼ら・彼女どうしの
コミュニケーションのために、イギリスという占領国の言葉を利用しただけのことなのだ。

役割を達成するためには神の報復にも動じず、運命の輪を受けとめて
国を挙げてのトヨタウェイのような生産方式を生活に採用(ただし改善はない)しているような感覚は
個人の役割を守るための原則が、他国の価値観からすると逆にボトルネックとなり様々なところで
問題に思えるようなわだかまりを抱えたまま、インドは今日も大きくうねり続けている。

大きな運命は予定調和、日々の出来事は偶発的な出来事の繰り返し。
笑い、怒り、泣き、喜びながら、死から始まる次の生へ行進している。
それが僕がたった8日間だけど感じたインドという国の印象だ。

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Role is the Rule その1 [ナツ旅]

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<CONTAX Aria/Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4/AGFA ULTRA100>

二度目のインド出張から無事帰国しました。
まだ訪問者だから評論家の様に外からしか物事を見れないし、語れませんが
やはりインドと日本の文化はかなり違いますね。

まだ何人かとしか話していませんがインドの人たちは、
日本から見ると非常に無責任に感じるところがあるかもしれません。
でも僕には彼らは与えられた仕事をある程度こなしているように思います。
ただ他人の領域に入ること、入られることをあまりしないのではないかと思います。
自分には自分の責任があり、他人には他人の責任があります。

今回、こんなことがありました。
インドではマクドナルドでは食べ終わったトレイをそのままにします。
これは欧州でも同じですが、ゴミ箱に捨てに行こうとしたら
「それは捨てる人がいるからその人から仕事を奪う行為になるのでやめろ」と
はっきりと言われたのは少しからず僕にはある意味ショッキングなことでありました。

ただし他人の隙(優しさ、面倒くささ、困惑)=スペースを見つけると
だれかれかまわず容赦なく入ってきます。
これはどの国も一緒ですがその様が非常に堂々として、怒っても平気で受け流します。
計算力と忘却力の独自の発達と進化。
インド人は観光客からもインド人からも平等に擦りや物乞い、押し売りをします。
でもそれは、その役割を神様から与えられていると考えるのであれば
なんとなく、異邦人の僕にも少し理解ができるのです。

インドの挨拶「ナマステ(ナマスカール)」は、相手の後ろにいる神様を敬います。
所詮、人間の作ったその国独特の善悪の尺度は、他の国の尺度とは違うのです。
ただ、絶対的な存在として、神という概念が存在し、
そして複数の宗教を受け入れる=存在を認める(一部は除くかもしれないけど)
ということが、インドの強さの一つなのかもしれません。

この話は結構長くなりそうなのでまだ続きます。
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10時間の過ごし方 [ナツ旅]

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<CONTAX Aria/Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4/AGFA ULTRA100>

日にちは確実に去っていくもので、また明日インドはデリーに向けて出発です。
「お、最近ちょくちょくあげてんな」と思った方、正解です。
実はもうすぐ60万PVに達しそうで、ちょっと頑張ってました。
明日からのインドはFB中心になるので、blogは1週間くらいおやすみですかね。

さて、成田→デリーは直通で約10時間(エア・インディアが飛べば)でつきます。
11時30分に出て、向こうには18時着。3時間半の時差(戻り)があります。
この空白の時間にちょっとこれからどう生きるか考えようかと思います。
ちょうど良い時間つぶしになりそうです。

愉しく暮らしたいのか、楽に働きたいのか、賢く生きたいのか、狡賢く生き抜くのか、
公平な世界を目指すのか、平等な関係を築くのか。
お洒落を目指すのか、Shareを考えるのか。
ちょっと話が大きくなりすぎてどうもまとまりそうになさそうです。

急に寒くなってきました。どうぞみなさんお体ご自愛ください。
しずかなあきを、すてきなあきを、お過ごしください。

今回はLOMOとAgfaで行ってきます!
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坊主憎けりゃ袈裟まで憎い [ナツ旅]

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<CONTAX Aria/Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4/AGFA ULTRA100>

今日、クライアントにちょっとした用事でいったら、
相当嫌われていることが判明(笑)

そりゃ、そうだ。クライアントに対して、ダメを出しまくってるから嫌われて当然。
でも僕の一番嫌いなタイプは、頭悪いくせに良いフリをする人なので仕様がない。
(大人気ない)

もちろん仕事なのでやれることはやってますけどね。
こういった場合、
(1)僕を担当からはずす
(2)上司が出張る
(3)この方向性で徹底的に突き通す
(4)ひたすら謝りまくる
位なのですが、どうやら弊社は(3)と(4)の合併策を選択したようです。
人がいないので、(1)ができないのが現状。
(2)は放置状態になっているのでもう出るつもりもない。

担当者はぼんぼんで要領を得ない、その上司とのコミュニケーションが不足、
上司は感情型で言ったことに責任をとらないという、よくあるティピカルな組織のようで
働いている人は大変そうです。
こちらから電話してもでてくれません。
(なんだ、あいつ、調査会社の癖になんで上から目線なんだ、と思われているのでしょう)

さてさて、どうなることやら。まぁ個人的にはここの商品のお世話には
もう二度とならないと思いますが(笑)もうオイニーだけで拒絶反応がでます。
でも「愛」をこめて仕事はしますよ。社会人ですから。37歳ですから;
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社会のしつけ [ナツ旅]

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<CONTAX Aria/Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4/AGFA ULTRA100>

親が子供の目線にまで腰を降ろして、目を見ながら同等の位置で話すことは大事、
とよく見聞きする。家には子供がいないのでよくわからないけど、
きっとそれってとても大事なことなのだろうと思う。

でも社会に出ると、会社と会社のバランスがおかしくてWin-Winであることを目指す(当たり前ではない)が
これは企業間の取り引きに関することが多い。
しかし、社会にはWin-Loseも起きている。それは仕事に対する業務の流れで発生する
ケースが多いように個人的には思う。

上司からの政治的を理由にした一方的な指示、日本語英訳を無理やりなスケジュールで押し込む、
WEBページ製作に自分では思いつかないのに、人の企画にはダメを出すだけで代替案を出さないとか。

下流の人間は、安い賃金で土日も潰して成果物を提供し、上流は当たり前のように受け取る。
そこには金銭のやり取りが発生しており、クライアントと下請けの関係性が生まれるからだ。
一緒に悩み、一緒に考え、一緒につくるような、業務圏共産主義は生まれないのだろうか。
誰かの無理な依頼は、誰かの無理で補われることが、当初美化されていたが、
あまりにも多すぎて、当然のようになり、アンフェアな状態が続いている。

こんな負の連鎖を切るのは誰か。それは下流の人間にはできない。
すでにそういう負け癖根性が根付いており、それを前提として各社下流会社はしのぎを削る。
目的を達成するために、実は目線を下げてあげなければいけないのは上流の会社であり、
そこで働く人である。余裕を持ったスケジュール、妥当な取引金額、お互いの経緯、
中途半端なデリゲートは行わず、任せるところはまかせ、失敗したら責任を取る。

誰もが責任を取るのが怖くて、踏み出せないけど、まずはその相手の会社の
目線に立ってあげることだ。今、僕は工程の下流にいる。それまでは上流にいた。
上流、下流が悪いのではなく、流れている水は同じなのだ。
ただ、上流にあるダムが下流に水を流すときに警報を鳴らすように、
下の人たちへの影響をちゃんと考えてあげて仕事をすることは、姿勢だけでも大分変わると思う。
水は下から上にはよほどのことがない限り上がらない。
上がるときは余程の天変地異だ。
そうなるまえに、上流の人たちは、川全体をしっかりみて、下流の仕事を下流の目線で見てあげること。
こんな単純なことが世の中を変える一つの手段なんじゃないかと思う。
(まぁ、自分の所属している組織や役職で、自分が偉くなったと思っている人はたくさんいるけど、
それはまた別のお話)

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諸状事情 [ナツ旅]

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<CONTAX Aria/Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4/AGFA ULTRA100>

昔一緒に働かせていただいた方から電話をいただいた。
「まだ写真をやっていることに驚き」とのこと。
そう、最近またしこしこ始めました。

今日はおそらく大学で一緒に遊んでいた友人達が同期会をしている。
お誘いがあったのは無職時代だったので、皆活躍している中、
無職で行くわけにはいけない(金銭的にも、気持ち的にも)ということで
お断りしてしまった(ちなみに前回も約束を反故にしている)

仮にいけたとしても来週(もう今週か…)のインド出張を控えていると
やっぱり行けない判断をしていたと思う。

もともと親友と呼べる人たちが僕には少ないと思っており、
そんな大切な人たちとすれ違うのは非常に忍びなく、慙愧に耐え難いのだが
(そこまで大袈裟ではないけど)、今後ともよろしくお願いします。

閑話休題。今回インドの写真は、白黒とカラーの二種類のフィルムを持っていったわけだが、
どうやらインドにはカラーが合っているように思える。
特にデリーはGREEN CITYと呼ばれているくらい緑が多い。(すりも多い)
次はLOMOとAgfaのチープコンビでどれくらい撮れるかと思っているのだけれど、
持ってるLOMOのねじがいくつか取れていることが気になる。
まぁ一発勝負で行ってみるつもりです。ダメなら仕様がない。
あきらめも人生肝心、諸状事情を含めての諸行無常だと思うのです。

そうそう、最近、誤字が非常に目立っております。指摘もいただいております。
これは僕が確認してないせいです。O型だからだと思います。(関係ないか)
これからは、あともう少しだけほんのちょっと気をつけます。
間違ってたら、あ、間違ってると思ってスルーしてください。
そんなもんです。僕のblogなんて。目くじら立てるほうが損ですよ。

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